枝・葉・花・実

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「羊歯（しだ）の葉は、よあけの霧を吸って青くつめたくゆれました」	2019/02/17 23:29
「ほん物の雨もはらはらと遣って来た」	2019/09/23 14:21
「木の葉の雨」	2019/06/19 11:32
「葉が、金粉のようにきらめきつつ水に落ちる」	2019/06/28 22:20
「島民はもっぱら化け物のような芋を食い」	2019/05/27 15:39
「盛り土の上には神経のように細ぼそと根を露はしてゐた」	2019/06/25 13:05
「枯葉が折々みぞれのように二人のからだへ降りかかった」	2019/06/28 15:53
「花弁は朝顔に似て小さく」	2019/06/30 14:24
「花弁は豌豆（えんどう）に似て大きく」	2019/06/30 14:26
「飾燈(かざりとう)のような美しい花が咲いていました」	2019/08/27 18:58
「欅（けやき）が風にかさかさ身を震わす」	2019/07/22 19:28
「枯葉が骸骨の踊りを鳴らした」	2019/07/24 17:25
「花のたねは雨のようにこぼれていました」	2019/03/08 20:18
「音楽の快速調の流れがあんな色彩やあんなヴォリウムに凝り固まったというふうに果物は並んでいる」	2019/06/30 15:52
「ひっそりと紡錘形の身体の中へ吸収して」	2019/08/18 18:51
「よく廻った独楽が完全な静止に澄むように」	2019/06/28 15:58
「音楽の上手な演奏がきまってなにかの幻覚を伴うように」	2019/06/28 15:56
「桜の根は貪婪（どんらん）な蛸のように」	2019/09/01 15:13