ex:a2040

「滝は水でない、雲なのだ」

「滝は水でない、雲なのだ」

Page Type Example
Example ID a2040
Author 太宰治
Piece 「魚服記」
Reference 『太宰治』
Pages in Reference 14

Text

しぶきのはねる模様でも、滝の幅でも、眼まぐるしく変っているのがわかった。果ては、滝は水でない、なのだ、ということも知った。滝口から落ちると白くもくもくふくれ上る案配からでもそれと察しられた。だいいち水がこんなにまでしろくなる訳はない、と思ったのである。

Context Focus Standard Context
(滝)

Rhetoric
Semantics

Source Relation Target Pattern
1 = 滝=雲

Grammar

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Target
B Source
C Source

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A Bでない は-既出のものに関する判断の主題
2 B で[ない] て-補助用言に連なる用法
3 B [で]ない ない(ない)
4 C な[のだ] だ-断定・指定-連体形
5 C [な]の[だ] の-「〜のだ」
6 C [なの]だ だ-断定・指定-終止形

Pragmatics
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)