ex:a0458

「お峯は鬼となって」

「お峯は鬼となって」

Page Type	Example
Example ID	a0458
Author	坂口安吾
Piece	「村のひと騒ぎ」
Reference	『坂口安吾』
Pages in Reference	39

Text

「とたんにお峯は鬼となって部屋の奥へ消え失せた。」

Context	Focus	Standard	Context
	鬼	お峯

Rhetoric

	Category
1	直喩・シミリ (simile)
2	人物描写 (description of a character)
3	過大誇張 (auxesis)

Semantics

	Source	Relation	Target	Pattern
1	鬼	=	女	女=鬼

Grammar

Construction	AはBとなる
Mapping Type	概念メタファー

　

Lexical Slots	Conceptual Domain
A	Target
B	Source

　

	Preceding	Morpheme	Following	Usage
1	A	は	B	は-既出のものに関する判断の主題
2	B	と［なる］		と-帰着点
3	B	［と］なる		変質する（へんしつする）

Pragmatics

Category	Effect
人物描写 (description of a character)	口論に負けたお峯が荒々しく部屋の奥に去って行く様子を表現する。
過大誇張 (auxesis)	お峯の荒々しさが鬼と同一視するほどであることを「となる」にすることで表す。

用例一覧, 坂口安吾, 「村のひと騒ぎ」, 『坂口安吾』, 直喩・シミリ (simile), 人物描写 (description of a character), 過大誇張 (auxesis), 女=鬼, 鬼（おに）, 女（おんな）, AはBとなる, は-既出のものに関する判断の主題, と-帰着点, 変質する（へんしつする）, T-Komatsubara, T-Komatsubara, R-Kikuchi, R-Kikuchi

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)