ex:a1173

「寝静まった通りに凝視(みい)っていた」

以前のリビジョンの文書です


lv5-「寝静まった通りに凝視(みい)っていた」

Example ID a1173
Category 換喩・メトニミー (metonymy)
Text

「喬(たかし)は彼の部屋の窓から寝静まった通りに凝視(みい)っていた。起きている窓はなく、深夜の静けさは暈(かさ)となって街燈のぐるりに集まっていた。」(梶井基次郎「ある心の風景」: 278)

Context Focus Standard Context
寝静まった 通り (人々) に凝視(みい)っていた
  • 「通りに凝視(みい)っていた」における「通り」は通常の道をさす。
  • 別の解釈として、「寝静まった通り」をメトニミーではなく、静かな=寝静まった(通り=人間)のメタファーとも取れる。「起きている窓はなく」も参照。
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
通り > 人人 街路>人人
Figurative Construction
Construction
Functional Type
Rhetorical Effects
  • effect 寝ている各個人の個性は問題ではなく、通り全体が静かであることに焦点をあてる。
最終更新: 2019/08/14 16:51