ex:a0967

「かみさんが頭を板の間へすりつけた」

「かみさんが頭を板の間へすりつけた」

Page Type Example
Example ID a0967
Author 夏目漱石
Piece 「坊っちゃん」
Reference 『夏目漱石』
Pages in Reference 36

Text

きのう着いた。つまらん所だ。十五畳の座敷に寝ている。宿屋へ茶代を五円やった。かみさんが頭を板の間へすりつけた

Context Focus Standard Context
かみさんが 頭を板の間へすりつけた (深く感謝した)

  • 直前に「帳場に坐すわっていたかみさんが、おれの顔を見ると急に飛び出してきてお帰り……と板の間へ頭をつけた。」とある。

Rhetoric
Semantics

Source Relation Target Pattern
1 頭を下げる > 深謝する 拝む>徳とする

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
露骨語法・毒舌法 (dysphemism) 必要以上に頭を下げた相手を侮蔑している。
誇張法 (hyperbole) 「五円」に対しておじぎの仕方が大仰であり、必要以上である感じたことをほのめかしている。

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)