ex:a0951

「草書で白ぶすまを汚せる」

「草書で白ぶすまを汚せる」

Page Type Example
Example ID a0951
Author 幸田露伴
Piece 「観画談」
Reference 『幸田露伴』
Pages in Reference 104

Text

それは旅中で知合になった遊歴者、その時分は折節そういう人があったもので、律詩の一、二章も座上で作ることが出来て、ちょっと米法山水(べいほうさんすい)や懐素(かいそ)くさい草書で白ぶすまを汚せる位の器用さを持ったのを資本に、旅から旅を先生顔で渡りあるく人物に教えられたからである。

Context Focus Standard Context
草書で 白ぶすまを汚せる (字を書く)

Rhetoric
Semantics

Source Relation Target Pattern
1 汚す > 書く 汚れる>書く

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
異化 (alienation) 書くことを「汚す」と表現することで、本来、字を書く場所では無いふすまに書いたことを意識させる。

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)