ex:a0812

「賢明にして正大なること太平洋のごとき諸君よ」

「賢明にして正大なること太平洋のごとき諸君よ」

Page Type Example
Example ID a0812
Author 坂口安吾
Piece 「風博士」
Reference 『坂口安吾』
Pages in Reference 13

Text

「賢明にして正大なること太平洋のごとき諸君よ、諸君はこの悲痛なる椿事(ちんじ)をも黙殺するであらう乎。」

Context Focus Standard Context
賢明にして正大なること 太平洋 諸君

Rhetoric
Semantics

Source Relation Target Pattern
1 太平洋 = 諸君 汝=海

Grammar

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Elaboration
B Elaboration
C Source
D Target

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A に[して] B に-成り行く状態・結果
2 A [に]し[て] B する(する)
3 A [にし]て B て-方法・手段
4 B なる[こと] C なり-指定-連体形
5 B [なる]こと C 事(こと)
6 C の[ごとき] D の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
7 C [の]ごとき D ごとし-類似-連体形

Pragmatics

Category Effect
誇張法 (hyperbole) 寛容であることを「心が広い」と表現する慣用的な句を前提として、広い事物の代表的な存在である太平洋を引き合いに出し、広さの程度を誇張的に表現する。
ユーモア (humour) 莫大な大きさとすることで、人の心とのギャップが生じ、おかしみを生む。
評価 (evaluation) 寛容さに焦点を当て、「諸君」を肯定的に評価している。

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)