「ランプはまるで独楽のように、勢いよく廻り始めた」

「ミスラ君はこう言いながら、ちょいとテエブルの上のランプを置き直しましたが、その拍子にどういう訳か、ランプはまるで独楽のように、ぐるぐる廻り始めました。それもちゃんと一所に止ったまま、ホヤを心棒のようにして、勢いよく廻り始めたのです。」

Context	Focus	Standard	Context
	独楽	ランプ	のように勢いよく廻り始めた

	Category
1	直喩・シミリ (simile)
2	明晰 (clarity)

	Source	Relation	Target	Pattern
1	独楽	=	ランプ	あんどん=手玉

Construction	AはまるでBのようにC
Mapping Type	概念メタファー

	Preceding	Morpheme	Following	Usage
1	A	は	C	は-一般的事物に対する判断の主題
2		まるで		ちょうど（ちょうど）
3	B	の［ように］	C	の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
4	B	［の］ように	C	様-類似-連用形

Category	Effect
明晰 (clarity)	ランプが一か所にとどまったまま回転する様子を、同じく一か所で回転しつづける事物の代表である独楽を引き合いに出すことで分かりやすくする。