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データ利用ガイドライン

『⽇本語レトリックコーパス』(以下、本コーパス)には、文学テクストを中心としたさまざまなテクストの引用データが収録されています。こうしたデータの収集・公開は、著者の創作活動によって、はじめて可能となります。データには、著作権が消滅しているものと、著作権が継続しているものがあります。いずれのデータであっても、学術的・教育的な利用に当たっては、引用例の出典を示すことが、データの質を保証すると同時に、著者への敬意を表することにもなります。

以下のリンクから、カンマ区切りのテキスト形式の用例データがダウンロードできます。

「『J-FIG 日本語レトリックコーパス』用例データ」をダウンロード(2024年1月25日版)

本コーパスを研究に使用する際には、以下の点をご理解下さい。

利用範囲

利用者

閲覧に関しては、誰でも自由に利用することができます。本コーパスのプロジェクトメンバー(参考:プロジェクト協力者一覧)には、閲覧だけでなく、編集ができるアカウントを発行します。

利用の目的と方法

『日本語レトリックコーパス』のデータは、クリエイティブ・コモンズ 表示-非営利-継承3.0 非移植(CC BY-NC-SA 3.0) で公開します。

  • 研究成果を発表する場合、本コーパスを利⽤した成果であることを明記してください。下記の情報が含まれていればよく、また、順序はこの限りではありません。
  • 本コーパスを論文として引用する場合には、以下の文献を引用して下さい。
    • Komatsubara, Tetsuta. 2021. The Corpus of Japanese Figurative Language: Toward a comprehensive framework for describing figurative language. Journal of Intercultural Studies 55: 107-134. Graduate School of Intercultural Studies, Kobe University. (PDF)
  • 本コーパスを利用する際には、本コーパスの利⽤は、非営利目的に限り可能です。
  • このコーパスの内容を加工、改変して利用する場合は、このコーパスと同じライセンスを継承して下さい。また、このコーパスは、著作物の引用を含んでいます。用例テクストの著作権が消滅していない場合、引用例出典に示した底本の著作権の扱いに準じた範囲でのみ、利用可能であることに注意して下さい。

研究成果の公表

公表の形態

本コーパスを利⽤して得られた研究成果は、学術的・教育的な目的のために公表することができます。以下のような、データ(テキスト、アノテーション、メタ情報、等)の再配布と認められる形態での発表はできません。

  • (例) データを組み込んだプログラムの公開
  • (例) 並べ換えることでサンプルが復元できるような形式での公開

コーパス内の用例の引用(用例参照)

論⽂等の著作に用例テキストを引⽤する場合、論旨に必要な部分のみを引用することができます。また、本コーパスに記載されたアノテーション情報(Category, Conceptual Mappings他)は、適宜変更して掲載することができます。

用例の出典の表記としては、作品の出典、コーパスのExample-ID、またはその両方が利用できます。例えば、「宝石よりも鋭く輝く大きい瞳」の引用は、以下のように行うことができます。

  • (例1)作品の出典のみ:(谷崎潤一郎「秘密」: 38)
  • (例2)作品の出典のみ:(谷崎潤一郎「秘密」)
  • (例3)コーパスのExample IDのみ:(J-FIG: a0598)
  • (例4)作品の出典とコーパスのExample IDの両方:(谷崎潤一郎「秘密」: 38; J-FIG: a0598)

ただし、作品の出典ページ数を表記する場合には、以下のように、用例の出典の底本書誌を引用して下さい。

  • 谷崎潤一郎「秘密」『谷崎潤一郎』: 24-54, 筑摩書房, 2008.

研究成果の報告

研究成果の発表にあたり、事前あるいは随時の報告は不要です。ただし、研究成果情報の収集は行っていますので、以下のアドレスに、成果のご報告をお待ちしています。テキストやアノテーションに、誤りや問題などを発⾒した場合にも、以下のアドレスまでご報告ください。

info[at]kotorica.net ([at]を@に変更して下さい)

最終更新: 2024/02/13 11:36