index:metonymy
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====== 概念メトニミー ====== | ====== 概念メトニミー ====== | ||
- | 概念メトニミー (conceptual metonymy) は、レトリックにおける意味の変化の基盤になる、同一ドメインにおける慣習化された近接関係である。主に概念メトニミーにもとどくレトリックとしては、換喩、提喩、転喩、転移修飾、反転修飾、間接発話行為が挙げられる。換喩表現には多様な用例が観察されるが、ここではその用例に共通する概念的なパターンを示す。Relationには「>」として表示され、Patternの表記法としては「X FOR Y」が用いられる。 | + | == Description == |
- | 概念メトニミーのタイプは以下の通り。原則として、総称レベル (generic level) のパターンのみを示す。 | + | 概念メトニミー (conceptual metonymy) は、ある概念領域領域をフレームとする要素間関係の集合である。概念メトニミーにもとづく主なレトリックとしては、[[category:metonymy]]、[[category:synecdoche]]、[[category:metalepsis]]、[[category:transferred-epithet]]、[[category:inverted-epithet]]などが挙げられるが、これらに限られず、概念メトニミーのはたらきはさまざまなレトリックで観察される。 |
- | {{topic>index:metonymy}} | + | 概念メトニミーの概念は、概念メタファーから派生的に導かれたものである。基本的な想定は、換喩にも、隠喩と同じように、概念レベルでの一般的パターンがあるだろう、というものである。 |
+ | 概念メトニミーは、伝統的な修辞学分類に非常に近い。例えば、部分>全体、衣服>人物、地名>産物といったような分類が、修辞学ではなされてきた。これは、換喩表現に共通してみられる意味的なパターンを抽出しているとみなすことができる。しかし、ボトムアップに用例を収集していくと、従来の分類にはあてはめにくいものも多く見られる。従来の理論は概して抽象的なレベルでの分類を行っている。このコーパスでは、個別の用例レベルで意味クラスを記述し、換喩の写像関係を捉えていくことで、概念メトニミーを帰納的に導出することを目指す。 | ||
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+ | == Patterns == | ||
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{{count>index:metonymy}} | {{count>index:metonymy}} | ||
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最終更新: 2019/08/01 14:42 (外部編集)