ex:a2252

「とのさまがえるは三十がえる力ある」

以前のリビジョンの文書です


lv3-「とのさまがえるは三十がえる力ある」

Example ID a2252
Category もじり
Text

「『何だい。おやじ。よくもひとをなぐったな。』と云いながら、四方八方から飛びかかりましたが、何分とのさまがえるは三十がえる力(りき)あるのですし、くさりかたびらは着ていますし、それにあまがえるはみんな舶来ウェスキーでひょろひょろしてますから、片っぱしからストンストンと投げつけられました。」(宮沢賢治「カイロ団長」: 54)

Context Focus Standard Context
とのさまがえるは 三十がえる力 (三十人力)
  • 「りき」というルビから考えると、「百人力」という慣用表現を拡張して「三十人力」ともじっている。ここでは人がカエルに対応するので、さらに拡張して「三十がえる力」とする?
Conceptual Mapping

1.1960-5

Source Relation Target Pattern
かえる = 人間 かえる=人
三十 > 多い metonymy
Figurative Marker
Marker Elements
Rhetorical Effect
最終更新: 2019/08/01 14:41 (外部編集)