ex:a2152

「石垣の鼻のザラザラした肌で靴は自然に止った」

以前のリビジョンの文書です


lv5-「石垣の鼻のザラザラした肌で靴は自然に止った」

Example ID a2152
Category 換喩・メトニミー (metonymy)
Text

「石垣の鼻のザラザラした肌では自然に止った。それはなにかが止めてくれたという感じであった。全く自力を施す術はどこにもなかった。いくら危険を感じていても、滑るに任せ止まるに任せる外はなかったのだった。」(梶井基次郎「路上」: 229-230)

Context Focus Standard Context
石垣の鼻のザラザラした肌で (自分) は自然に止った
  • 部分で人を指す換喩が連続している。滑り落ちるとき、自分では制御できないことを表しているのか。
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
> 自分 靴>自分
Figurative Construction
Construction
Mapping Schema
Functional Type
Rhetorical Effects
  • effect 自分では制御できないことを表すために、靴という自分ではないものを主語にして表現している。
最終更新: 2019/09/03 11:39