ex:a1916

「腕は針の痕で埋まっていた」

「腕は針の痕で埋まっていた」

Page Type	Example
Example ID	a1916
Author	夏目漱石
Piece	「思い出すことなど」
Reference	『夏目漱石』
Pages in Reference	396–7

Text

「そうして左右の腕に朝夕二回ずつの注射を受けた。腕は両方とも針の痕で埋まっていた。」

Context	Focus	Standard	Context
腕は針の痕で	埋まっていた	（いっぱいだった）

Rhetoric

	Category
1	隠喩・メタファー (metaphor)
2	イメジャリー・イメージ (imagery)
3	過大誇張 (auxesis)

Semantics

	Source	Relation	Target	Pattern
1	埋まる	=	密集する	集合する=埋める

Grammar

Construction
Mapping Type

　

Lexical Slots	Conceptual Domain

　

	Preceding	Morpheme	Following	Usage

Pragmatics

Category	Effect
イメジャリー・イメージ (imagery)	内容物埋められた容器が内容物で一杯になっているように、両腕が注射針の傷痕で埋め尽くされてしまっているかのような印象を与える。
過大誇張 (auxesis)	注射痕の数、およびその痛々しさを大袈裟に表現する。

用例一覧, 夏目漱石, 「思い出すことなど」, 『夏目漱石』, 隠喩・メタファー (metaphor), イメジャリー・イメージ (imagery), 過大誇張 (auxesis), 集合する=埋める, 埋める（うめる）, 集合する（しゅうごうする）, K-Kambara, K-Kambara, T-Komatsubara, Y-Hirakawa

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)