ex:a1910

「社会は不正で人情のある敵である」

以前のリビジョンの文書です


lv3-「社会は不正で人情のある敵」

Example ID a1910
Category 隠喩・メタファー (metaphor)
Text

「かく単に自活自営の立場に立って見渡した世の中はことごとく敵である。自然は公平で冷酷な敵である。社会は不正で人情のある敵である。もし彼対我の観を極端に引延ばすならば、朋友(ほうゆう)もある意味において敵であるし、妻子もある意味において敵である。そう思う自分さえ日に何度となく自分の敵になりつつある。疲れてもやめえぬ戦いを持続しながら、けい然として独(ひと)りその間に老ゆるものは、見惨(みじめ)と評するよりほかに評しようがない。」(夏目漱石「思い出すことなど」: 388)

Context Focus Standard Context
社会は不正で人情のある敵 (不正で人情のある存在物)
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
社会 = 社会=人物
Figurative Construction
Construction
Mapping Schema
Functional Type
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/22 18:50