ex:a1862

「襖の画は蕪村の筆である」

「襖の画は蕪村の筆である」

Page Type Example
Example ID a1862
Author 夏目漱石
Piece 「夢十夜」
Reference 『夏目漱石』
Pages in Reference 316

Text

襖(ふすま)の画(え)は蕪村(ぶそん)のである。黒い柳を濃く薄く、遠近(おちこち)とかいて、寒(さ)むそうな漁夫が笠(かさ)を傾(かたぶ)けて土手の上を通る。

Context Focus Standard Context
蕪村の (作品)

Rhetoric
Semantics

Source Relation Target Pattern
1 > 作品 筆>作

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
縁語・縁装法 (-) 画の説明で濃く薄くと色の濃淡の説明があり、筆使いを意識させる表現を一貫して用いている。
イメジャリー・イメージ (imagery) 襖の画に、蕪村が件の画を描くのに用いた筆の特徴や彼の筆使いを感じさせる。

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)