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「膝関節がめきめきし、肩が凝って息がつまってくる」

以前のリビジョンの文書です


lv3-「膝関節がめきめきし、肩が凝って息がつまってくる」

Text

「按吉はどこでどうして手に入れたかイギリス製の六十五円もする梵語辞典を持っていた。日本製の梵語辞典というものはないのである。これを十分も膝の上でめくっていると、膝関節がめきめきし、肩が凝って息がつまってくるのであった。これを五時間ものせている。目がくらむ。スポーツだ。探す単語はひとつも現れてくれないけれども、全身快く疲労して、大変勉強したという気持になってしまうのである。」(坂口安吾「勉強記」: 139)

Context Focus Standard Context
これ[=辞典]を十分も膝の上でめくっていると 膝関節がめきめきし、肩が凝って息がつまってくる ()
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
息がつまる > 疲れる 呼吸する>疲れる
Figurative Construction
Construction
Mapping Schema
Functional Type
Rhetorical Effects
  • 誇張 辞典をめくっているという状況では、あり得ないような過酷さであると感じられる。
最終更新: 2019/08/25 11:14