ex:a1397

「路上の馬糞のように喘いでいる」

以前のリビジョンの文書です


「路上の馬糞」

Example ID a1397
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「石津はオモチャにされ、踏みつけられ、虐げられても、いつもたわいもなく楽天的なような気がするのだが、むろん現実ではそんな筈はない。虱たかりと云われて、やっぱり一瞬はキリリとまなじりを決するので、踏みしだかれて、路上の馬糞のように喘いでいる姿も思う。」(坂口安吾「風と光と二十の私と」: 119)

Context Focus Standard Context
路上の馬糞 (石津)
  • 「路上の馬糞」は喘がない。直喩の根拠の提示によって、比喩の媒体が逆に擬人化されている。
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
路上の馬糞 = 石津 喘いで
Figurative Constructions
Construction 隠喩性構文
Structure
Function Source() = Target() ← Ground()
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:37 (外部編集)