ex:a1364
「体力が全力をこめて突き倒し」
以前のリビジョンの文書です
lv5-「体力が全力をこめて突き倒し」
Example ID | a1364 |
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Category | 換喩・メトニミー (metonymy) |
Text
「それは全くある人間の全身の体力が全力をこめて突き倒し蹴倒して行ったものであり、ただその姿が風であって見えないだけの話であった。そこへ病院から電話で、今白痴が息をひきとったという報せがあったのである。」(坂口安吾「石の思い」: 94)
Context | Focus | Standard | Context |
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体力 | 人間 | が全力をこめて突き倒し |
- 「突き倒し」の文字通りの主語は「ある人間」と考えられるが、「の」の連続によって、人間の身体の体力に焦点が絞られている。
Conceptual Mappings
Figurative Construction
Construction | |
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Functional Type |
Rhetorical Effects
- effect 力(体力)のみを表現することで、生身の人間が動作の主体ではないことが分かりやすくなる。
最終更新: 2019/08/17 19:01