ex:a1271

「世間に住みつく根を失って浮草のように流れている」

以前のリビジョンの文書です


「浮草」

Example ID a1271
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「その崖の上へ一人で立って、開いている窓を一つ一つ見ていると、僕はいつでもそのことを憶い出すんです。僕一人が世間に住みつく根を失って浮草のように流れている。そしていつもそんな崖の上に立って人の窓ばかりを眺めていなければならない。すっかりこれが僕の運命だ。」(梶井基次郎「ある崖上の感情」: 85)

Context Focus Standard Context
浮草 (僕)
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
浮草 = 一所に留まらない
Figurative Constructions
Construction 隠喩性構文
Structure のように
Function Source() = Target() ← Ground()
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:37 (外部編集)