ex:a1157

「満足と悔恨とはまるで陰と日向のやうに」

以前のリビジョンの文書です


lv1-「満足と悔恨とはまるで陰と日向のやうに」

Example ID a1157
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「そこに横はつてゐた老俳諧師の病みほうけた顔を眺めると、或満足と悔恨との不思議に錯雑した心もちを、嫌でも味はなければならなかつた。しかもその満足と悔恨とは、まるで陰と日向のやうに、離れられない因縁を背負つて、実はこの四五日以前から、絶えず小心な彼の気分を掻乱してゐたのである。」(芥川龍之介「枯野抄」: 297)

Context Focus Standard Context
陰と日向 (満足と悔恨)
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
陰と日向 = 満足と悔恨 満足=日向悔恨=陰
Figurative Constructions
Construction 隠喩性構文
Structure まるで…のやうに
Function Source() = Target() ← Ground()
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:36 (外部編集)