ex:a1148

「『埋火(うずみび)のあたたまりの冷むるが如く』息を引きとらうとしてゐた」

以前のリビジョンの文書です


lv1-「『埋火(うずみび)のあたたまりの冷むるが如く』息を引きとらうとしてゐた」

Example ID a1148
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「この時、御堂前南久太郎町、花屋仁左衛門の裏座敷では、当時俳諧の大宗匠と仰がれた芭蕉庵松尾桃青が、四方から集つて来た門下の人人に介抱されながら、五十一歳を一期として、『埋火(うずみび)のあたたまりの冷むるが如く』、静に息を引きとらうとしてゐた。」(芥川龍之介「枯野抄」: 292)

Context Focus Standard Context
埋火のあたたまりの冷むる (静に息を引きとらうとしてゐた)
  • 「埋火」は灰のなかに埋めた炭。
Conceptual Mappings
Figurative Constructions
Construction 隠喩性構文
Structure 『…』が如く
Function Source() = Target() ← Ground()
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:36 (外部編集)