ex:a0785
「見えざる矢を無形の弓につがえ、満月のごとくに引絞ってひょうと放てば」
以前のリビジョンの文書です
lv3-「見えざる矢を無形の弓につがえ、満月のごとくに引絞ってひょうと放てば」
Example ID | a0785 |
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Category | 直喩・シミリ (simile) |
Text
「ちょうど彼等の真上、空の極めて高い所を一羽の鳶が悠々と輪を画いていた。その胡麻粒ほどに小さく見える姿をしばらく見上げていた甘蠅が、やがて、見えざる矢を無形の弓につがえ、満月のごとくに引絞ってひょうと放てば、見よ、鳶は羽ばたきもせず中空から石のごとくに落ちて来るではないか。」(中島敦「名人伝」: 17)
Context | Focus | Standard | Context |
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満月 | 弓 | 引き絞って |
Conceptual Mappings
Figurative Constructions
Construction | 隠喩性構文 |
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Structure | のごとく |
Function | Source() = Target() ← Ground() |
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:35 (外部編集)