ex:a0749

「白雲(はくうん)の風に漂うが如くに、ぶらりぶらりとした身」

以前のリビジョンの文書です


「白雲の風に漂い…」

Example ID a0749
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「野州上州(やしゅうじょうしゅう)の山地や温泉地に一日二日あるいは三日五日と、それこそ白雲(はくうん)の風に漂い、秋葉(しゅうよう)の空に飄(ひるがえ)るが如くに、ぶらりぶらりとした身の中に、もだもだする心を抱きながら、毛繻子(けじゅす)の大洋傘(おおこうもり)に色の褪せた制服、丈夫一点張りのボックスの靴という扮装で、五里七里歩く日もあれば、また汽車で十里二十里歩く日もある、取止めのない漫遊の旅を続けた。」(幸田露伴「観画談」: 103)

Context Focus Standard Context
白雲の風に漂い… (晩成先生) ぶらりぶらりとした
Conceptual Mappings
Figurative Constructions
Construction 隠喩性構文
Structure が如くに
Function Source() = Target() ← Ground()
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:35 (外部編集)