ex:a0728

「ろおれんぞは燕か何ぞのやうに、部屋を立つて行つてしまうた」

以前のリビジョンの文書です


lv3-「ろおれんぞは燕か何ぞのやうに、部屋を立つて行つてしまうた」

Example ID a0728
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「なれど世間のそしりもある事でござれば、『しめおん』は猶も押して問ひ詰つたに、『ろおれんぞ』はわびしげな眼で、ぢつと相手を見つめたと思へば、『私はお主にさへ、嘘をつきさうな人間に見えるさうな』と、咎めるやうに云ひ放つて、とんとか何ぞのやうに、その儘つと部屋を立つて行つてしまうた。」(芥川龍之介「奉教人の死」: 194)

Context Focus Standard Context
ろおれんぞ
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
= 彼=ひばり
Figurative Construction
Construction とんと…か何ぞのやうに
Mapping Schema Target = Source ← Generic
Functional Type fn
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/09/06 20:57