ex:a0728

「ろおれんぞは燕か何ぞのやうに、部屋を立つて行つてしまうた」

以前のリビジョンの文書です


「燕[か何ぞのやうに]」

Example ID a0728
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「なれど世間のそしりもある事でござれば、『しめおん』は猶も押して問ひ詰つたに、『ろおれんぞ』はわびしげな眼で、ぢつと相手を見つめたと思へば、『私はお主にさへ、嘘をつきさうな人間に見えるさうな』と、咎めるやうに云ひ放つて、とんと燕か何ぞのやうに、その儘つと部屋を立つて行つてしまうた。」(芥川龍之介「奉教人の死」: 194)

Context Focus Standard Context
燕[か何ぞのやうに] (「ろおれんぞ」)
Conceptual Mappings
Figurative Constructions
Construction 隠喩性構文
Structure とんと…か何ぞのやうに
Function Source() = Target() ← Ground()
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:35 (外部編集)