ex:a0696

「酒甕(さかがめ)のやうな体のまはり」

以前のリビジョンの文書です


「酒甕」

Example ID a0696
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「そこへ肥つた体中の血が、鎖に循環を止められたので、顔と云はず胴と云はず、一面に皮膚の色が赤み走つて参るではございませんか。が、良秀にはそれも格別気にならないと見えまして、その酒甕(さかがめ)のやうな体のまはりを、あちこちと廻つて眺めながら、同じやうな写真の図を何枚となく描いて居ります。」(芥川龍之介「地獄変」: 110)

Context Focus Standard Context
酒甕 (体)
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
酒甕 = 体(からだ) 人=物
Figurative Constructions
Construction 隠喩性構文
Structure のやうな
Function Source() = Target() ← Ground()
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:35 (外部編集)