ex:a0595

「朝風を孕んで下る白帆」

以前のリビジョンの文書です


lv5-「朝風を孕んで下る白帆」

Example ID a0595
Category 換喩・メトニミー (metonymy)
Text

「朝風を孕んで下る白帆の頂から薄らぎ初める霞の中に、中洲、箱崎、霊岸島の家々の甍がきらめく頃」(谷崎潤一郎「刺青」: 20)

Context Focus Standard Context
朝風を孕んで下る 白帆 (船) の頂
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
白帆 > 帆>ふね
Figurative Construction
Construction
Mapping Schema
Functional Type
Rhetorical Effects
  • 遠視的 船には焦点が当てられておらず、霞のなかにうっすらと見える帆の白さを際立たせている。
  • 指示シフト 「朝風を孕んで」の文脈では文字通りであるが、「下る」とのつながりでは換喩的である。
最終更新: 2019/09/18 17:00