ex:a0587
「秋を一杯に頬張った」
以前のリビジョンの文書です
lv5-「秋を一杯に頬張った」
Example ID | a0587 |
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Category | 換喩・メトニミー (metonymy) |
Text
「津村も私も、歯ぐきから膓(はら)の底へ沁み徹る冷めたさを喜びつつ甘い粘っこい柹(かき)の実を貪るように二つまで食べた。私は自分の口腔に吉野の秋を一杯に頬張った。」(谷崎潤一郎「吉野葛」: 244)
Context | Focus | Standard | Context |
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吉野の | 秋 | (柿) | を一杯に頬張った |
Conceptual Mappings
Figurative Construction
Construction | |
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Functional Type |
Rhetorical Effects
- effect 季節(特に吉野の秋)の果物の典型例を季節によって表現することで、その果物が季節の象徴であるように感じられる。
- 柿を秋と表現することで、秋という季節の風景も含めて全てを味わうという印象を与える。
最終更新: 2019/08/22 10:58