ex:a0570

「団子がそれで済んだと思ったら」

「団子がそれで済んだと思ったら」

Page Type	Example
Example ID	a0570
Author	夏目漱石
Piece	「坊っちゃん」
Reference	『夏目漱石』
Pages in Reference	48

Text

「二時間目にもきっと何かあると思うと遊廓の団子旨い旨いと書いてある。あきれ返った奴等だ。団子がそれで済んだと思ったら今度は赤手拭と云うのが評判になった。」

Context	Focus	Standard	Context
	団子	（生徒に遊郭で団子を食べていたことを馬鹿にされたこと）	がそれで済んだ

Rhetoric

	Category
1	換喩・メトニミー (metonymy)
2	短縮語・略語 (clipping)

Semantics

	Source	Relation	Target	Pattern
1	団子	>	侮蔑	団子>侮り

Grammar

Construction
Mapping Type

　

Lexical Slots	Conceptual Domain

　

	Preceding	Morpheme	Following	Usage

Pragmatics

Category	Effect
短縮語・略語 (clipping)	「遊郭で団子を食べたことを馬鹿にされたこと」を短縮している。あえて造語的に表現することで、自分にとって、頭に残る話題であったことが反映される。

用例一覧, 夏目漱石, 「坊っちゃん」, 『夏目漱石』, 換喩・メトニミー (metonymy), 短縮語・略語 (clipping), 団子>侮り, 団子（だんご）, 侮り（あなどり）, K-Kambara, A-Tamaru, N-Komatsubara, R-Kikuchi

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)