ex:a0566

「この坊主に山嵐という渾名(あだな)をつけてやった」

以前のリビジョンの文書です


lv5-「この坊主に山嵐という渾名(あだな)をつけてやった」

Example ID a0566
Category 換喩・メトニミー (metonymy)
Text

「それからおれと同じ数学の教師に堀田(ほった)というのが居た。これは逞たくましい毬栗坊主(いがぐりぼうず)で、叡山(えいざん)の悪僧(あくそう)と云うべき面構(つらがまえ)である。人が叮寧(ていねい)に辞令を見せたら見向きもせず、やあ君が新任の人か、ちと遊びに来給(きたま)えアハハハと云った。何がアハハハだ。そんな礼儀(れいぎ)を心得ぬ奴の所へ誰が遊びに行くものか。おれはこの時からこの坊主に山嵐という渾名(あだな)をつけてやった」(夏目漱石「坊ちゃん」: 33)

Context Focus Standard Context
坊主 (人) に…渾名をつけてやった
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
坊主 > 散切り>彼
Figurative Construction
Construction
Mapping Schema
Functional Type
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/09/10 21:26