ex:a0542

「槍一すぢの家がら」

以前のリビジョンの文書です


lv5-「槍一すぢの家がら」

Example ID a0542
Category 換喩・メトニミー (metonymy)
Text

「この『しめおん』は、元さる大名に仕へた、一すぢの家がらなものぢや。されば身のたけも抜群なに、性得の剛力であつたに由つて、伴天連が『ぜんちよ』ばらの石瓦にうたるるを、防いで進ぜた事も、一度二度の沙汰ではごさない。」(芥川龍之介「奉教人の死」: 191)

Context Focus Standard Context
この『しめおん』は… (戦闘) 一すぢの家がらなもの

* ちくま文庫の脚注によると、「槍一すぢ」で「(槍を部下に持たせるほど)裕福な」という含みがある。

Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
やり > 裕福 やり>富
Figurative Construction
Construction
Mapping Schema
Functional Type
Rhetorical Effects
  • effect 戦闘に秀でていることを槍という具体的なもので表現することで、イメージが具体化する。
最終更新: 2019/09/06 20:58