ex:a0420

「ただ形を完(まっと)うするために過ぎなかったのか」

「ただ形を完(まっと)うするために過ぎなかったのか」

Page Type Example
Example ID a0420
Author 中島敦
Piece 「弟子」
Reference 『中島敦』
Pages in Reference 89

Text

子路はちょっと顔を曇らせた。夫子のした事は、ただを完(まっと)うするために過ぎなかったのか。形さえ履(ふ)めば、それが実行に移されないでも平気で済ませる程度の義憤なのか?

Context Focus Standard Context
(決まりごと) を完うする

Rhetoric
Semantics

Source Relation Target Pattern
1 = 決まり 取り決め=形

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
評価 (evaluation) 内容にかかわらず、形式や外面などが重視されているように感じられる。

  • 夫子のしたことの内容を記述するのではなく、それに対するある種の注釈を述べているように感じられる。

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)