ex:a0338
「薄暗い藪や坂のある路が、細細と一すじ断続している」
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- | ======= lv3-「薄暗い藪や坂のある路が、細細と一すじ断続している」 ====== | + | ======= lv5-「薄暗い藪や坂のある路が、細細と一すじ断続している」 ====== |
^ Example ID | a0338 | | ^ Example ID | a0338 | | ||
- | ^ Category | [[category:metaphor]] | | + | ^ Category | [[category:metonymy]] | |
== Text == | == Text == | ||
- | 「彼はどうかすると、全然何の理由もないのに、その時の彼を思い出す事がある。全然何の理由もないのに?――塵労(じんろう)に疲れた彼の前には今でもやはりその時のように、__薄暗い藪や坂のある路が、細細と一すじ断続している__。」([[reference:akutagawa]][[reference:akutagawa-torokko]]: 18) | + | 「彼はどうかすると、全然何の理由もないのに、その時の彼を思い出す事がある。全然何の理由もないのに?――塵労(じんろう)に疲れた彼の前には今でもやはりその時のように、__薄暗い藪や坂のある路が__、細細と一すじ断続している。」([[reference:akutagawa]][[reference:akutagawa-torokko]]: 18) |
^ Context ^ Focus ^ Standard ^ Context | | ^ Context ^ Focus ^ Standard ^ Context | | ||
- | | | 薄暗い藪や坂のある路が、細細と一すじ断続している | (不安感がある) | | | + | | | 薄暗い藪や坂のある路 | (不安感) | が、細細と一すじ断続している | |
- | *「薄暗い藪や坂のある道」はトロッコの線路を表している。 | + | *「薄暗い藪や坂のある道」はトロッコの線路を表しており、線路を歩いていた当時の不安感を換喩的に象徴している。この過去の不安感によって、現在の心情が隠喩的に表現されている。 |
- | *現在の心情と過去の心情がメタファーの関係になっている。 | + | |
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== Rhetorical Effects == | == Rhetorical Effects == | ||
- | |||
- | * [[effect:]] | ||
{{tag> | {{tag> | ||
index:ex | index:ex | ||
- | category:metaphor | + | category:metonymy |
reference:akutagawa-torokko | reference:akutagawa-torokko | ||
metaphor: 感情=場所 | metaphor: 感情=場所 | ||
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- | effect: | ||
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+ | annotator:TK | ||
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最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)