ex:a0244

「離れ離れになって悶えている私たち二人の心を、窺視(うかがい)に来るかのように物怖ろしい」

以前のリビジョンの文書です


「窺視(うかがい)に来る」

Example ID a0244
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「夜になると星の光りや、浪の音や、虫の声や、風の葉ずれや、木の実の落ちる音が、一ツ一ツに聖書の言葉をささやきながら、私たち二人を取り巻いて、一歩一歩と近づいて来るように思われるのでした。そうして身動き一つ出来ず、微睡むことも出来ないままに、離れ離れになって悶えている私たち二人の心を、窺視(うかがい)に来るかのように物怖ろしいのでした。」(夢野久作「瓶詰地獄」: 40)

Context Focus Standard Context
窺視(うかがい)に来る () 音が
Conceptual Mapping
Figurative Marker
Marker Elements
Rhetorical Effect
最終更新: 2019/08/01 14:32 (外部編集)