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「わんわん鳴けば犬も同然な奴」

以前のリビジョンの文書です


lv3-「わんわん鳴けば犬も同然な奴」

Text

「『じゃ何と云うんだ』『ハイカラ野郎の、ペテン師の、イカサマ師の、猫被(ねこっかぶ)りの、香具師(やし)の、モモンガーの、岡っ引きの、わんわん鳴けば犬も同然な奴とでも云うがいい』『おれには、そう舌は廻らない。君は能弁だ。第一単語を大変たくさん知ってる。それで演舌(えんぜつ)が出来ないのは不思議だ』『なにこれは喧嘩けんかのときに使おうと思って、用心のために取っておく言葉さ。演舌となっちゃ、こうは出ない』『そうかな、しかしぺらぺら出るぜ。もう一遍やって見たまえ』」(夏目漱石「坊ちゃん」: 155)

Context Focus Standard Context
わんわん鳴けば
  • 「ペテン師」「猫被り」など、人間を貶める表現の列挙に、時折「モモンガー」「犬」などの動物が混じる。
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
= 悪人 人非人=犬
Figurative Construction
Construction も同然な
Mapping Schema Target = Source ← Generic
Functional Type fn
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/09/23 15:05