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「数学の先生が朝顔やに釣瓶(つるべ)をとられてたまるものか」

以前のリビジョンの文書です


lv1-「数学の先生が朝顔やに釣瓶(つるべ)をとられてたまるものか」

Text

「しまいに話をかえて君俳句をやりますかと来たから、こいつは大変だと思って、俳句はやりません、さようならと、そこそこに帰って来た。発句(ほっく)は芭蕉(ばしょう)か髪結床(かみいどこ)の親方のやるもんだ。数学の先生が朝顔やに釣瓶(つるべ)をとられてたまるものか。」(夏目漱石「坊ちゃん」: 132)

Context Focus Standard Context
朝顔や (朝顔) に釣瓶(つるべ)をとられてたまるものか
  • 「朝顔やつるべ取られてもらひ水」は加賀千代女の句。
  • 「朝顔」にではなく「朝顔や」につるべを取られるとしている。主語に切れ字の「や」を含めている点で、俳句を暗示引用していることがほのめかされている。
Conceptual Mapping
Source Relation Target Pattern
朝顔 > 俳句 metonymy
Rhetorical Effect
Figurative Marker
最終更新: 2019/08/01 14:32 (外部編集)