ex:a0118

「僕の顔は、味噌をつけたようで、口は裂けてるからなあ」

「僕の顔は、味噌をつけたようで、口は裂けてるからなあ」

Page Type Example
Example ID a0118
Author 宮沢賢治
Piece 「よだかの星」
Reference 『新編銀河鉄道の夜』
Pages in Reference 38

Text

一たい僕は、なぜこうみんなにいやがられるのだろう。僕の顔は、味噌をつけたようで、口は裂けてるからなあ。

Context Focus Standard Context
僕の顔は 味噌をつけた (汚い) ようで

Rhetoric
Semantics

Source Relation Target Pattern
1 味噌 = 汚れ 汚れ=みそ

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
イメジャリー・イメージ (imagery) 味噌を塗ったように、顔に醜い出来物がたくさんできていることが視覚的に想起される。
人物描写 (description of a character) 味噌のイメージによって「僕」の外見が描かれている。
擬物法・結晶法 (hypostatization) 無生物である味噌になぞらえることで、「僕の顔」の柔らかく湿った質感が際立たせられている。

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)