ex:a0096

「喉元過ぎて怖いことが糞になった_」

以前のリビジョンの文書です


「糞になった」

Example ID a0096
Category もじり
Text

「蔵海め、さすがに仏の飯で三度の埒を明けて来た奴だけに大禅師らしいことをいったが、晩成先生はただもうビクビクワナワナで、批評の余地などは、よほど喉元過ぎて怖いことが糞になった時分まではあり得はしなかった。」(幸田露伴「観画談」: 123)

Context Focus Standard Context
喉元過ぎて怖いことが 糞になった (忘れ去られた)
  • 元の表現の「喉元過ぎて熱さ忘れる」は、熱いものでも飲み込んでしまえば熱さを忘れてしまうの意。ここでは、飲み込んで熱さを忘れるだけでなく、さらに消化し、排泄するという推論にもとづいてもじりがつくられている。
Conceptual Mapping
Source Relation Target Pattern
糞になった = target metaphor
Rhetorical Effect
Figurative Marker
最終更新: 2019/08/01 14:32 (外部編集)