ex:a0021

「その憤怒たるやあたかも羞恥の情に似たるがごとし」

以前のリビジョンの文書です


lv4-「その憤怒たるやあたかも羞恥の情に似たるがごとし」

Example ID a0021
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「十一月×日、子爵は遂に明子と結婚式を挙げたり。予は予自身に対して、名状し難き憤怒を感ぜざるを得ず。その憤怒たるや、あたかも一度(ひとたび)遁走せし兵士が、自己の怯懦(きょうだ)に対して感ずる羞恥の情に似たるがごとし。」(芥川龍之介「開化の殺人」: 227)

Context Focus Standard Context
一度(ひとたび)遁走せし兵士が、自己の怯懦(きょうだ)に対して感ずる羞恥の情 憤怒
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
羞恥 = 憤怒 怒り=廉恥
Figurative Constructions
Construction 隠喩性構文
Structure aたるや、あたかもbに似たるがごとし
Function Source(B) = Target(A) ← Ground()
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:31 (外部編集)