category:zeugma

くびき語法 (zeugma)

差分

この文書の現在のバージョンと選択したバージョンの差分を表示します。

この比較画面にリンクする

category:zeugma [2019/10/07 15:27]
tk
category:zeugma [2024/01/20 17:31]
ライン 1: ライン 1:
-====== くびき語法 ====== 
  
-^  Hypernyms ​ |   | 
-^  Synonyms ​ | [[category:​pun-ambiguous]],​ zeugma, syllepsis ​ | 
-^  Hyponym ​ |   | 
- 
-== Definition == 
- 
-くびき語法 (zeugma) は、広義では、並立された複数の語句に対して単一の語句を用いる表現 (Lanham 1991: 159)。狭義のくびき語法は、単一の語句を並立された複数の語句に対して用いるもののうち、どちらか一方の関係では文字通りではない意味を補って解釈する必要があり、くびき表現が二重の意味を担う表現 ​ (石橋 1973: 1010)。(1) に、狭義のくびき語法の例を示す。 
- 
-  * (1) 遠慮しているうちに、もてなした人の心も、料理も__冷めて__、不味くなったものを食わねばならぬ。(北大路魯山人『魯山人味道』:​ 330) 
-  * (2) もてなした人の心も冷めて、料理も冷めてしまった。 
- 
-述部「冷めてしまった」が並立された2つの主部「熱燗も」と「料理も」に対して用いられている。(1) の主部の並立は、(2) のように2つの節の並立に展開することでパラフレーズできる。共通の述部をR、2つの主部を生起順序にしたがって W1, W2 とすると、この展開関係は R(W1/W2) > R(W1)/R(W2) のように表記できる (スラッシュは並立関係を示す) 。(1)(2) では、W1は「もてなした人の心」、W2は「料理」であり、Rは「冷めて」である。Lausberg (1963: tr192-199; trは邦訳書のページ数を示す) は、この共通する語句 R を「括弧の外に出し」ただ1つで済ませてしまうという点に、くびき語法一般の特徴づけを見いだしている。 R を「くびき表現」と呼ぶ (小松原 2019) 。 
- 
-== Prototype, Schema, and Extension ​ == 
- 
-くびき語の多義性は、概念メタファーや概念メトニミーで関連づけられていることが多い。例えば「見事な入れ墨をもつ籠を選んで乗る」は、籠と、籠をかつぐ人との概念メトニミーを反映する。 
- 
-== Functions == 
- 
- 
- 
-== History and Related Terms == 
- 
-  * [[http://​rhetoric.byu.edu/​Figures/​Z/​zeugma.htm|『Silva Rhetoricae』で調べる]] 
-  * [[http://​balloon-rhetoric.atwebpages.com/​cgiplexe/​zeugma.html|『ふき出しのレトリック』で調べる]] 
- 
-連結語(くびき語)は、異なる文脈をつなぐ役割を担うため、異なる2つの意味を同時に表す。この点で、一種の[[category:​pun-ambiguous]]であると言える。例えば「匂いと音を立てる」では、「立てる」が多義的になる。 
- 
-[[category:​wordplay-w]]の一種とも言える。 
- 
-== Examples == 
- 
-{{count>​category:​zeugma&​ex}} 
-{{topic>​category:​zeugma +index:ex}} 
- 
-{{tag>​index:​category 
-category:​class:​ambiguity 
-effect:​class:​structure 
-}} 
最終更新: 2024/01/20 17:31 (外部編集)