category:metonymy

換喩・メトニミー (metonymy)

差分

この文書の現在のバージョンと選択したバージョンの差分を表示します。

この比較画面にリンクする

両方とも前のリビジョン 前のリビジョン
次のリビジョン
前のリビジョン
category:metonymy [2019/09/30 20:36]
127.0.0.1 外部編集
category:metonymy [2019/10/03 13:26]
tk
ライン 1: ライン 1:
 ====== 換喩 ====== ====== 換喩 ======
  
-^  Hypernyms ​ |   ​|+^  Hypernyms ​ | 転義, 転義的比喩,​ trope  ​|
 ^  Synonyms ​ | メトニミー,​ metonymy ​ | ^  Synonyms ​ | メトニミー,​ metonymy ​ |
-^  Hyponym ​ | [[category:​metalepsis]],​ metalepsis  ​|+^  Hyponym ​ |    |
  
 == Definition == == Definition ==
  
-換喩 (metonymy) は、ある存在によってそれと近接関係にある別の存在を表すレトリック。概念メトニミーを基盤とする+換喩 (metonymy) は、ある存在によってそれと近接性 (contiguity) をもつ別の存在を表す表現
  
 == Prototype, Schema, and Extension ​ == == Prototype, Schema, and Extension ​ ==
  
 +典型的には、ある事物によって、それと空間的な隣接関係のある別の事物を表す。または、ある存在の特徴や性質によって、その存在自体を表す用例も多い。
  
 == Functions == == Functions ==
ライン 33: ライン 33:
 Du Marsais (1730) は、換喩と[[category:​synecdoche]]を分ける基準として、提喩が、常にその全体との内在的 (internal) 関係による転義であるのに対して、換喩は、独立した外在的 (external) 関係による転義であるとした。この区分は現在あまり顧みられていないが、ある表現の転義の種類を判断する際の分析尺度の一つとしての価値をもつ。 Du Marsais (1730) は、換喩と[[category:​synecdoche]]を分ける基準として、提喩が、常にその全体との内在的 (internal) 関係による転義であるのに対して、換喩は、独立した外在的 (external) 関係による転義であるとした。この区分は現在あまり顧みられていないが、ある表現の転義の種類を判断する際の分析尺度の一つとしての価値をもつ。
  
-原因と結果の換喩は、特に[[category:​metalepsis]]と呼ばれる。+ある存在の部分によって、その存在自体を表す表現は、換喩の一種とされることが多い。伝統的な修辞学では、このタイプは提喩であるとされる。 
 + 
 +原因と結果の関係にもとづく表現は、[[category:​metalepsis]]と呼ばれる。広義では換喩の一種であるが、ここでは換喩と転喩を区別する。
  
 == Examples == == Examples ==
最終更新: 2024/01/20 17:31 (外部編集)