目次

「脹(は)れはネエヴルの尻のようである」

Page Type Example
Example ID a1183
Author 梶井基次郎
Piece 「ある心の風景」
Reference 『梶井基次郎』
Pages in Reference 281

Text

足が地脹(じば)れをしている。その上に、噛んだ歯がたのようなものが二列びついている。脹れはだんだんひどくなって行った。それにつれてその痕はだんだん深く、まわりが大きくなって来た。あるものはネエヴルの尻のようである。盛りあがった気味悪い肉が内部から覗いていた。

Context Focus Standard Context
ネエヴルの尻 脹れ

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 ネーブル = はれ 腫瘍=柑橘

Grammar

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Target
B Source

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A B は-既出のものに関する判断の主題
2 B の[ようである] の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
3 B [の]ようで[ある] 様-類似-連用形
4 B 「のようで」ある ある(ある)

Pragmatics

Category Effect
イメジャリー・イメージ (imagery) 足に出来ている腫れと窪みについて、窪みにできた盛り上がりを、ネーブルのへそ状の突起によって表現する。
迫真法・活写法・現前化 (hypotyposis) 足の腫れの細部の様子を、身近な事物を使って視覚的に明瞭にイメージできるように表現している。。