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「杜子春は唖(おし)のように黙っていました」

Page Type Example
Example ID a0720
Author 芥川龍之介
Piece 「杜子春」
Reference 『芥川龍之介』
Pages in Reference 182

Text

杜子春は早速その問に答えようとしましたが、ふと又思い出したのは、『決して口を利くな』という鉄冠子の戒めの言葉です。そこで唯頭を垂れたまま、唖(おし)のように黙っていました。

Context Focus Standard Context
杜子春 黙っていました

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 = 人間 人間=不全

Grammar

Construction AはBのようにC
Mapping Type 概念メタファー

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Target
B Source
C Elaboration

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A C は-既出のものに関する判断の主題
2 B の[ように] C の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
3 B [の]ように C 様-類似-連用形

Pragmatics

Category Effect
過大誇張 (auxesis) 啞という身体能力の問題により発話ができない存在を引き合いに出すことで、杜子春が何も発話しない様子が徹底したものであることを強調している。