目次

「脂は、鳥の羽の茎のような形をして、四分ばかりの長さにぬける」
- - - - Text
      - Rhetoric
      - Semantics
      - Grammar
      - Pragmatics

「脂は、鳥の羽の茎のような形をして、四分ばかりの長さにぬける」

Page Type	Example
Example ID	a0668
Author	芥川龍之介
Piece	「鼻」
Reference	『芥川龍之介』
Pages in Reference	42

Text

「脂は、鳥の羽の茎のような形をして、四分ばかりの長さにぬけるのである。」

Context	Focus	Standard	Context
	鳥の羽の茎	脂

Rhetoric

	Category
1	直喩・シミリ (simile)
2	明晰 (clarity)

Semantics

	Source	Relation	Target	Pattern
1	茎	=	脂	脂=茎

Grammar

Construction	AはBのようなCをD
Mapping Type	概念メタファー

　

Lexical Slots	Conceptual Domain
A	Target
B	Source
C	Elaboration
D	Target

　

	Preceding	Morpheme	Following	Usage
1	A	は	D	は-既出のものに関する判断の主題
2	B	の［ような］	C	の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
3	B	［の］ような	C	様-類似-連体形
4	C	を	D	を-目的・目標（他動詞）

「脂は～して」をTarget、「形」をElaborationとした。

Pragmatics

Category	Effect
明晰 (clarity)	内供の鼻を踏むことで出てきた脂の形状を、鳥の羽の軸部分と線状性や軽く曲がった形という形状を参照させて分かりやすく表現している。

用例一覧, 芥川龍之介, 「鼻」, 『芥川龍之介』, 直喩・シミリ (simile), 明晰 (clarity), 脂=茎, 茎（くき）, 脂（あぶら）, AはBのようなCをD, は-既出のものに関する判断の主題, の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合, 様-類似-連体形, を-目的・目標（他動詞）, Y-Kasuga, Y-Kasuga, R-Kikuchi, Y-Hirakawa, R-Kikuchi