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「墓場を発いて屍体を嗜む変質者のような残忍なよろこび」

Page Type Example
Example ID a2455
Author 梶井基次郎
Piece 「桜の樹の下には」
Reference 『梶井基次郎』
Pages in Reference 46

Text

俺はそれを見たとき、胸が衝かれるような気がした。墓場を発いて屍体を嗜む変質者のような残忍なよろこびを俺は味わった。

Context Focus Standard Context
墓場を発いて屍体を嗜む変質者 () のような残忍なよろこび

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 変質者 = おれ 我=痴漢

Grammar

Construction AのようなB-C
Mapping Type 概念メタファー

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Source
B Elaboration
C Target

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A の[ような] C の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
2 A [の]ような C 様-類似-連体形
3 B - C 統語関係

Pragmatics

Category Effect
心理描写 (psychological-description) 美しかった薄羽かげろうの死骸の溜まりを発見し、その情景に美と喜びを感じとるという特異な発話者の感覚を、墓を暴く人のイメージを提示することで把握しやすいものとする。
イメジャリー・イメージ (imagery) 「俺」の心に去来した喜びを、墓を暴く人のイメージを用いて表現する。