目次

「私は往来を軽やかな昂奮に弾んで」

Page Type Example
Example ID a2380
Author 梶井基次郎
Piece 「檸檬」
Reference 『梶井基次郎』
Pages in Reference 18

Text

私はもう往来を軽やかな昂奮に弾んで、一種誇りかな気持さえ感じながら、美的装束をして街を闊歩した詩人のことなど思い浮かべては歩いていた。

Context Focus Standard Context
軽やかな昂奮に 弾んで (軽やかな気持ちで、軽やかな足取りになって)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 弾む = 歩く 歩く=弾む

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
カテゴリー転換 (-) 往来を行く「私」の歩き方が、さもボールが弾んでいるような軽やかさをもっていたことが表現されている。
心理描写 (psychological-description) 軽快な歩き方に自然となってしまう程に、「私」が興奮していたということが見てとれる。