目次

「獣のように突き出た口をしている」

Page Type Example
Example ID a2335
Author 中島敦
Piece 「牛人」
Reference 『中島敦』
Pages in Reference 283

Text

いよいよ天井が近づき、堪え難い重みが胸を圧した時、ふと横を見ると、一人の男が立っている。恐ろしく色の黒い傴僂で、眼が深く凹み、のように突出た口をしている。

Context Focus Standard Context
のように突出た口

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 = 男=獣
2 > 獣>犬

Grammar

Construction AのようにB-C
Mapping Type 概念メタファー

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Source
B Elaboration
C Target

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A の[ように] B の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
2 A [の]ように B 様-類似-連用形
3 B - C 統語関係

Pragmatics

Category Effect
イメジャリー・イメージ (imagery) 恐ろしさを感じさせる男の口に獣の口のイメージを当てはめることで、それが一般の人の平面的な形状ではなく、突き出た形状であることを想起させる。
評価 (evaluation) 獣のイメージを喚起することで、男への得体の知れなさなどの負の評価を与える。
人物描写 (description of a character) 獣のイメージによって、男の口の形状や得体の知れなさといった特徴を描く。