目次

「お前たちは並んでアラビア兵のようだ」

Page Type Example
Example ID a2137
Author 梶井基次郎
Piece 「泥濘」
Reference 『梶井基次郎』
Pages in Reference 217-218

Text

『お前達は並んでアラビア兵のようだ』『そや、バグダッドの祭のようだ』『腹が第一減っていたんだな』 ずらっと並んだ洋酒の壜を見ながら自分は少し麦酒(ビール)の酔いを覚えていた。

Context Focus Standard Context
アラビア兵 洋酒の壜

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 将兵 = 瓶=将兵

Grammar

Construction AはBのようだ
Mapping Type 概念メタファー

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Target
B Source

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A B は-既出のものに関する判断の主題
2 B の[ようだ] の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
3 B [の]ようだ 様-類似-終止形

Pragmatics

Category Effect
描写 (description) アラビアという異国を引き合いに出すことで、カクテルに、グラスに、果物にという異国情緒が漂う雰囲気を描く。