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「狆の白い小さいからだがくるくると独楽のように廻って」

Page Type Example
Example ID a2082
Author 太宰治
Piece 「ロマネスク」
Reference 『太宰治』
Pages in Reference 49

Text

庭へ飛び降り小石を拾い、はっしとぶっつけた。狆(ちん)の頭部に命中した。きゃんと一声するどく鳴いてから狆の白い小さいからだがくるくると独楽のように廻って、ぱたとたおれた。

Context Focus Standard Context
独楽 狆の白い小さいからだ くるくると廻って

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 独楽 = ちん 犬=手玉

Grammar

Construction AがBのようにC
Mapping Type 概念メタファー

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Target
B Source
C Elaboration

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A C が-主語
2 B の[ように] C の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
3 B [の]ように C 様-類似-連用形

Pragmatics

Category Effect
イメジャリー・イメージ (imagery) 独楽が回転してその後倒れる様子との類比によって、石をぶつけられた狆が素早く何度も回転してから倒れたという印象を与える。
描写 (description) 独楽の回転になぞらえることで、倒れる直前の「狆」の動きを具体的に描く。