目次

「湯流山は氷のかけらが溶けかけているような形で」

Page Type Example
Example ID a2049
Author 太宰治
Piece 「ロマネスク」
Reference 『太宰治』
Pages in Reference 25

Text

湯流山は氷のかけらが溶けかけているような形で、峯には三つのなだらかな起伏があり西端は流れたようにゆるやかな傾斜をなしていた。百米くらいの高さであった。

Context Focus Standard Context
氷のかけらが溶けかけている () ような形

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern

Grammar

Construction AはBような形
Mapping Type 概念メタファー

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Target
B Source

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A は-既出のものに関する判断の主題
2 B ような[形] 様-類似-連体形
3 B [ような]形 形(かたち)

Pragmatics

Category Effect
明晰 (clarity) 湯流山の形状について、それを知らない読者が想起しやすいように、氷が溶けかけている形を提示して具体的に想起させる。